「ドラムを始めたいけど、練習場所がない」
「スタジオに行くのが大変」
そんな悩みを抱えている人は少なくありません。
でも実は、ドラムはどこでも練習できる楽器なんです。
今回は、ドラム初心者にもおすすめの「自宅・外出先でできる練習法」をご紹介します。環境に縛られず、スキマ時間を使って効率よく上達しましょう!
目次
スティックさえあれば練習できる
ドラムの基本はスティックコントロール。つまり、ドラムセットがなくてもスティックさえあれば練習可能です。
例えば、こんな場所で練習できます
- 本や雑誌の上(少し弾力があるので最適)
- 練習パッド(消音・携帯性◎)
- 膝の上(音も出ず、どこでもOK)
- クッション(リバウンドが少なく筋トレにも)
これらはどれも手軽に始められ、音も小さいので自宅でも安心。毎日10分でも叩く習慣をつければ、格段にスティックさばきが上達します。
エアドラムでイメトレも効果大
実際にドラムセットがなくても、エアドラムという方法で感覚を磨くことができます。
自分の前にバスドラム、スネア、タム、シンバルがあるとイメージして、空中で叩く動作を再現。体の動き、スティックの軌道、リズムを体に覚えさせることができます。
「体を使った暗記法」のようなもので、スタジオで叩いたときの再現力が高くなります。
イメージトレーニングはさまざまなスポーツで導入されていて、実績もあり、とても効果がある練習法です。
音楽を聴きながら聴覚のトレーニング
ドラムは耳も大事。
普段から意識して音楽を聴くことで、リズム感・構成力・ビート感が自然と育ちます。
特におすすめなのが、
- 好きな曲に合わせて手や足でリズムをとる
- ドラムのパターンを分析してノートに書く
- 曲の「ドラムだけ」に集中して聴いてみる
こうした習慣が、実際の演奏時に次にどう動けばいいかを自然に判断できる力になります。
動画やアプリを活用して自主トレ
今はYouTubeや練習用アプリを使えば、プロのレッスンを無料で受けているような感覚で練習できます。
おすすめ練習ツール
- YouTubeのレッスン動画:基本の8ビートから、曲に合わせたプレイまで網羅
- メトロノームアプリ:テンポ感を鍛えるのに必須
- ドラム譜面アプリ:簡単なリズム譜を読みながら練習できる
これらを使えば、自宅やカフェ、公園でも学べる時代。まさに「どこでもドラム」の実現です。
足だけ練習も立派なトレーニング
バスドラム(足で踏むドラム)も、場所を選ばず練習できます。
たとえば、
- 椅子に座って、かかとを上げ下げしてリズムを取る
- ペダル付き練習パッドを使ってフットワーク練習
- 普段の生活でも歩きながらテンポを取るクセをつける
「手だけ」「足だけ」と分けて練習することで、苦手な部分をピンポイントで強化できます。
初心者におすすめ!1日10分ドラム練習メニュー
「ドラムを上手くなりたいけど、毎日そんなに時間が取れない」という人も多いですよね。でも大丈夫。1日10分だけでも、正しく続ければ着実に上達します。
ここでは、初心者でも無理なく続けられる「10分ドラム練習メニュー」をご紹介します。
スティックと練習パッド、もしくは雑誌やクッションがあればOK!
1分:ウォームアップ(手首と指のストレッチ)
いきなり叩き始めず、まずは軽くストレッチをして手首・指をほぐしましょう。怪我の予防にもなりますし、スティックコントロールも滑らかになります。
3分:シングルストローク練習(左右交互に叩く)
「R(右)L(左)RLRL…」と、交互に叩くシングルストローク。
リズムに合わせて、テンポをキープしながら均等な音を出すことを意識します。
やり方:
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メトロノームを使う(60〜80BPMがおすすめ)
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音の大きさ・高さをそろえる
-
最後までバテないフォームを意識
3分:基本ビートのイメトレ or エアドラム
次は、8ビートのイメージ練習 or エアドラムです。
スマホで好きな曲を流しながら、体でビートの流れを再現します。
やり方:
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曲に合わせて右手はハイハット、左手はスネアをイメージして叩く
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足でバスドラムのタイミングも感じながら動かす
-
テンポを崩さず、自然な動きで叩くことを意識
これをやるだけで、バンドで演奏する自分のイメージが湧き、モチベーションもアップします!
3分:自由演奏(好きなように叩く)
最後の3分は自由時間!
好きなリズムを叩いたり、曲に合わせてフィルイン(おかず)を入れたりしてみましょう。
この時間は「遊び」ではなく、「実践力アップの時間」。自分の成長を実感できると同時に、「音楽を楽しむ気持ち」がグッと強くなります。
継続が何よりの力に
この1日10分メニューを続けるだけでも、
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リズム感
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手のコントロール力
-
曲に合わせる感覚
が自然と養われます。
特に初心者のうちは「短く・毎日・楽しく」が最強の上達法。
ぜひ今日から、あなたの生活にドラムの10分を取り入れてみてください!
まとめ
ドラムは大きくて音が出る楽器ですが、実は最も持ち運び可能な練習ができる楽器の一つ。
- 家でも
- 公園でも
- 通勤電車でも(エアドラムやリズム練習)
- 寝る前でも
ちょっとした工夫と道具さえあれば、場所も時間も選びません。
「今日は練習できないな」と諦める前に、この記事で紹介した方法をぜひ試してみてください。
毎日コツコツが、あなたを確実に上達へ導いてくれますよ。