こんにちは!
「ギター、買ったけど3日で触らなくなった」
「Fコードが押さえられなくて、心が折れた」
こんな経験、ありませんか?
でも安心してください。それ、あなたがダメなんじゃなくて普通なんです。
むしろ、ギターという楽器を通して見えてくるのは、私たちの人生の姿そのもの。
挫折、回り道、続けることの意味。
ギターは、ただの楽器じゃなく、人生の先生でもあるのです。
目次
続かないのは「才能」がないからじゃない
まず大前提として、「練習が続かない=才能がない」ではありません。
ギターは、特に初心者にとって成長が実感しづらい楽器です。
音が出ない
指が痛い
コードが覚えられない
こんなストレスが当たり前に起きる中で、練習が続かないのはごく自然なこと。
でもだからこそ、続ける工夫をする力こそ、本当の才能なんです。
Fコードの壁は「時にはラクしてもいいよ」という教え
多くの人が挫折する最初の難関、それがFコード。
人差し指で6本すべての弦を押さえるバレーコードは、初心者にとって鬼門のような存在です。
- 音がビビる
- 指がつる
- 弾語りができない
- 気持ちが折れる
でも実は、ここで知っておいてほしい大事なことがあります。
それは、Fコードが押さえられなくても、全然大丈夫ということです。
省略コードという回避の知恵
Fコードには、初心者向けの省略バージョンがあります。
- 6弦・5弦を使わない「簡略Fコード」
- 3本の指だけで鳴らす形
- そもそもFコードを使わない曲選び
こうしたラクな選択肢を取ることは、決してズルじゃありません。
むしろそれは、続けるための知恵なんです。
FやBの省略コードについての記事はこちらをどうぞ。
正面突破だけが正義じゃない
人生にも、似たような場面があります。
- 無理して頑張るより、いったん引いてみる
- 自分に合うやり方を選んでみる
- 遠回りでも、自分のペースで進んでみる
Fコードが教えてくれるのは、「省略は逃げではない」ということ。
少しずつでも続けていれば、やがて“本物”が押さえられる日が来ます。
教科書やマニュアル通りにやらなくてもいいんだ、という肩の力を抜いて向き合えば、おのずと道は開けてきます。
見えない進歩を信じる力
ギターは、「昨日より今日、明日で確実に進歩している」と感じにくい楽器です。
でも、1ヶ月後、3ヶ月後、ふとした瞬間に「あれ? 弾けてる…」と思える日が必ず来ます。
これは、勉強や仕事、人間関係も同じですよね。
見えない進歩を信じられるかどうか。
信じる力があれば、上達を感じない時であっても、それを進歩の過程として捉えることができます。
そうすれば、変に悩まなくなるし、安心してギターに取り組めますよね。
続ける工夫をする
練習が続かないというのは、悪いことではありません。
むしろ、「自分に合ったやり方が見つかっていないだけ」なんです。
そんなときは、いろんなやり方を試してみてください。まずはモチベーションを下げないことを第一に考えてみるといいですね。
あとは、どうしたら楽しく弾けるか、これが大事です。これは、ギターだけに限らず、スポーツや勉強、仕事でも同じことが言えます。
- 1日15分だけと決める
- 鏡を見ながら好きなギターリストの弾きかたを真似してみる
- 「今日は触るだけ」でOKとする
- 下手でもいいから録音してみる
- ギターはしまわないで見えるところに置いておく
こうやって、続けるための工夫を積み重ねていける人は、どんな分野でも成長できる人です。
人と比べなくていい
SNSやYouTubeには、信じられないほど上手なギタリストが山ほどいます。
でも、忘れてはいけません。
- あなたは「プロ」になる必要はない
- 「好き」を続けることが最終目的でも全然OK
- 楽しい時間を過ごしたと思えばいい
ギターも人生も、自分のリズムで進んでいいんです。
楽しむことが、何よりも大事
「練習しなきゃ」「上手くならなきゃ」と思うと、だんだんギターが義務になってしまいます。
でも、ギターは本来楽しむための道具です。
- 好きな曲を弾くだけでもOK
- 適当に音を鳴らすだけでも気持ちいい
- 気が向いたときに触れるだけでも前進です
楽しいから、続く。続くから、上達する
プロのミュージシャンだって、最初は「なんとなく楽しかった」から始めた人が大多数。
だからこそ、あなたも“義務”を背負わなくて大丈夫。
- 気持ちが落ち着く
- 嫌なことを忘れられる
- 自分を表現できる
ギターは、あなたの心を支えてくれる存在になってくれます。
楽しい気持ちが続くかぎり、ギターはあなたに力を与え続けてくれるのです。
ギターから学ぶ、人生の教訓
最後に、ギターが教えてくれる人生の本質をまとめてみます。
- 続けることが、最大の才能
- 進歩はゆっくり。でも確実に起きている
- 続ける工夫が大事
- 他人と比べなくていい
- 楽しむ気持ちが何よりのエネルギー
おわりに
もし今、ギターが弾けなくて落ち込んでいるなら、心配しないでください。
「弾けない」じゃなく「まだ弾けていない」だけ。
そして、やめなければ、いつか必ず弾けるようになります。
ギターはあなたに、人生の歩き方をそっと教えてくれる相棒です。
まずは1音だけでも鳴らしてみましょう。
それだけで、人生が少し前に進みます。